第91回(2022/04/06)
皆さんこんにちは。ロシアがウクライナに侵攻し、連日ニュースでも報じられています。
日本とウクライナまでは距離にして9000km、直行便が出ていないため、ヨーロッパ経由で飛行機で16時間の距離です。一見遠い国の話のように思いますが、これからさまざまな影響が日本にも出てくる可能性があります。
世界の小麦輸出量は2020年の時点でロシアは世界1位、ウクライナが2位です。
世界の石油輸出量はロシアがサウジアラビアに次いで2位です。
一方日本の食料自給率は2018年度で37%、つまり6割以上の食料を輸入に頼っています。日本のエネルギー自給率はわずか11.8%でエネルギー資源のほとんどを海外からの輸入に頼っている状況です。今後、石油価格の上昇や小麦価格の上昇が起こる可能性があります。
日本のパンの平均消費金額は年間30,892円、一方お米は22,981円とお米の消費が減っています。ただ、日本が唯一ほぼ100%自給できるのがお米です。毎朝ご飯をたべましょう!というつもりはありませんが、米粉からでもパンが作れます。日本がこれからいつまで海外から食料やエネルギー資源を輸入できるかわかりません。お金の問題もありますが、お金があっても買えない場合もあります。
千葉のみなさんはまだ記憶に新しい11年前の東日本大震災の時、ガソリンが入れられない、お水がない、コンビニやスーパーではトイレットペーパーや乾電池までなくなったのを覚えておられると思います。今はそうでもありませんが、2年前のコロナの時はマスクや消毒液がなくなりました。このままで良いのでしょうか?
当院でアルバイトをしている国際日本学科に通う大学生の息子は同級生にお父さんがウクライナ人、お母さんが日本人のハーフの友人、またロシア人の友人がいます。この二人は仲良しです。そんな中、ウクライナのハーフの同級生のお父さんがウクライナで戦闘に参加することになり、とても心を傷めています。息子は賛否両論あると思いますが、クリニックでのバイト代をウクライナ大使館に寄付しています。
僕はみんなの夢をかなえるという目的の七夕協会(https://tanabata.org)の一員で、その中のウェルネス部に所属しており、この間その仲間の先生方と今後米部というのを作ってお米を作ったり、そこから日本酒やぬかを使った健康食品やスキンケア商品など米を余すところなく使ってみんなを元気に笑顔にするプロジェクトを推進中です。
画像引用先:https://www.kubota.co.jp/kubotatanbo/livingthing/nilaparvata-lugens.html
すばらしい森や山がある、その森の養分を運ぶすばらしい河がある、そうするとその恵みを受けた素晴らしい海ができる。南の沖縄には珊瑚礁、北の北海道には流氷がみられる。そんなすばらしい国は日本だけです。
僕のおじいちゃんは約3万坪の山に木を植えました、そして父がそれを育てました、自分の代ではお金にならないのにです。僕も育てています。僕の息子か孫?ができるかわかりませんが、その代でやっとお金になりそうですが、お金のために植えたのでしょうか?きっとそうではない何か大きな考えがあったのだと思います。
岐阜県の郡上市の
4月になり新しい季節が始まります。皆様も、何かぜひ、少しこの国の未来、子供達、孫達の事を考えた行動をおこしてみてはいかがでしょうか?