第36回(2017/09/07)
9月に入り、「秋の日は釣瓶落とし」と言うくらいで、夕方暗くなるのがだんだんと早くなって来ましたね。
9月を長月と言いますが、この長月は彼岸を過ぎ、夜がだんだんと長くなってくる様子を表して、「夜長月」からきていると言われています。
そんな秋の夜ですが、1年で最も月が美しく見える9月中旬から10月上旬の満月を鑑賞する習わしが十五夜です。元々は中国から伝わってき風習ですが、日本でも奈良時代から平安時代には華やかな月見の宴が催されています。庶民の間でも秋の収穫物を備え実りを感謝する行事となっています。
お月様ではうさぎさんが餅をついていると言われますが、このうさぎさんはたくさん子供を産むことから古来縁起の良い動物とされています。らいむらクリニックでもあちこちにうさぎさんがいますので、ぜひ探してみてください。
また十五夜にはお団子を供えますが、その数は十五夜にちなんで15個、あるいは地域によってはその年の月数の12個、閏月のある時は13個を供える地域もあります。また十五夜の日だけは、縁側にお供えした月見団子の盗み喰いも許されています。団子が多く盗まれていた方が縁起がよいとまで言われているようです。面白いですね。
食欲の秋というくらいで秋が旬の美味しい食べ物はたくさんありますね。なす、さつまいも、松茸、栗、梨やさくらんぼなどもありますね。万が一お団子の盗み食いや食欲の秋で食べ過ぎによって体重が増えてしまった場合には、少しお腹八分目と適度な運動を心がけて下さい。それでも体重減少が難しい場合には肥満を改善する漢方薬もありますので、ご遠慮なくご相談ください。
私も今、夜ご飯を減らし、週に2日くらいはジムで運動をするように心がけています。その内容はまた別の機会に書きたいと思いますね。では皆様9月はお月見と美味しいお団子や旬の物を楽しんでみて下さい。