第127回(2025/07/21)

皆様、こんにちは6月に東京で開催された第75回日本東洋医学会学術総会のスポンサードシンポジウム漢方をDXするAIとTechnologyが拓くクリニック経営と臨床研究の未来というテーマでシンポジストとして発表してきました。
その時に株式会社松尾研究所・東京大学松尾研究所の金先生とご一緒させていただきました。松尾研究所は日本のAIの最先端の研究所で、金先生はその松尾教授の右腕と言われています。
これから医療分野において、診断や治療方法の決定には人間の医師よりもAIの方が勝る時代がやってくると思います。僕が雑談で今日の学会の終わりに新宿の学会会場から歩いていける美味しい場所をシンポジウムでご一緒した元OZマガジン編集長でVARYTEX株式会社の最高マーケティング責任者の倉持さんに頼んで予約してもらったという話を金先生に話したところ、同じことはAIでもできるが、やっぱり人から教えてもらいたいというニーズは無くならないということをおしゃってました。
また面白いエピソードを教えてもらったのですが、金先生の友人のAIの会社の経営者が体調不良で病院を受診したところ、担当の先生が、そのAI経営者の質問にchatGTPで調べて答えていたのに違和感を覚えたそうです。その経営者は情報量や分析では人間の医師よりもchatGPTの方が優れているとわかっていてもやはり違和感を覚えたそうです。将来的には医師の仕事は裏で診断や治療法の選択にAIが動いていても良いが、患者さんにきちんと説明して納得、安心していただくインターフェイスとしての医師の役割は無くならないんじゃないかという話をしていました。
つまり、これからの医師は知識も大切ですが、人間としての魅力の方が大切になってくる時代になってくるのかなと思いました。医学的な知識も大切ですが、患者さんとの雑談や信頼関係を築き、患者さんを安心させる能力が大切で、その裏ではAIをうまく使っていく時代が来るのかなと思いました。その前に患者さん自らAIで調べて対処して病院に来なくても良い時代が来る可能性も考えてしまいました。それはそれで、みんなが元気で病院の受診が減るのも良いのかもしれませんね。