第109回(2023/10/06)
昨年はスイムの足切りタイムにより失格となった千葉シティトライアスロンですが、今年は無事に完走することが出来ました。
一年間、スイムはクリニックの目の前のビッグ・エスの大人のスイミングスクールに通い、また松戸のスイムサロンでマンツーマンでのレッスンも頑張りました。自転車とランは自転車を購入したオッティモの店長さんやメンバーの練習仲間に入れてもらい、手賀沼周辺を1〜2ヶ月に一度は6kmの朝6時半からのランニングとそれが終わってからの30kmのバイクの練習を頑張りました。
その他にもスポーツジムではランニングマシーンでの5kmのランニング、自宅からクリニックまでの歩いての通勤、駅や建物でもできるだけエレベーターやエスカレーターを使わず階段を使うなどの地道な努力が実って無事に完走することが出来ました。
当日は暑いくらいの天気で、まずは稲毛海浜公園の浜を無事に泳ぎ、海から上がった時点で足はふらふら、息も絶えだえでした。その後何とかトランジションエリアに向かい、8分(早い人だと2分くらい)もかかって、ようやく自転車に乗り、何とか転倒もせず、再びトランジションエリアに到着。その後最後のランでしたが、息も絶えだえ、心拍が160を超え、これは倒れると思い、少し歩いていると、みんなの「がんばれ〜!!」の声援が聞こえ、みんなの前ではようやっと走り少ししては歩くというのを繰り返し、何とかゴールしました。
ゴール後に完走した人だけがもらえるFINISHERと書いたタオルとメダルをゲットし、応援に来てくれていた息子にメダルをかけてもらいました。その時の息子の言葉が「お父さん、完走できて良かったね。お父さん負けず嫌いだから、完走できやんかったら、完走するまで、この大会出続けるやろ!」でした。僕のことをよく見ていると思って思わず笑ってしまいました。家内はヘトヘトでゴールした僕を見て奈良弁で「パパ、来年は辞めときや!死ぬで!!心配して言うたってんのやから!!」でした。いつも心配ばかりかけてすいません。
僕はビギナーのクラスに出たのですが、その前にパラのクラスの選手が先にスタートでその泳ぐ勇姿を見ました。片腕がなくても僕よりスイムの早い選手、海から上がったら片足がなくても松葉杖で僕よりよっぽど早く疾走していく選手、その他にも僕より年齢が上でも早いレジェンドの人たち、僕をどんどん追い抜いていく小学生の選手達、本当にすごい人ばかりです。自分が、まだまだ大したことがないことが分かって謙虚になれました。
それから去年の自分に勝ち、無事に完走できた満足感にも包まれました。これもいつも一緒に練習してくれている仲間や励ましの声をかけてくれる患者さん達、スポーツジムのスタッフの方々のおかげです。感謝しております。僕の普段の練習やトライアスロンの完走が皆さんのモチベーションアップや元気が出ることに少しでも繋がれば幸いです。
来年はエイジスプリントのクラスに出て、無事に完走したいと思います。言うことを聞かずにすいません。この場を借りて家内には謝っておきたいと思います。