第104回(2023/05/08)
皆様こんにちは。ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?僕は自宅の着なくなった服を家内に処分してもらい服を取り出しやすく整理してもらったり、クリニックの診察室の本棚を整理し読まない本を処分しました。
西洋医学の本は数年たつとその治療自体が古くなったりして役に立たなくなることがあり、処分しました。一方漢方の本は古くなればなるほど、価値が出て手に入らなくなるため、大事にとってあります。
5月2日のお昼にアベマテレビのお昼のニュースのアベマヒルズに生出演しました。放送では元SKE48の柴田阿弥キャスターの頭痛の相談にのらせていただきました。放送はアベマの過去の放送でもみることができます。
この放送で柴田キャスターも言っている通り、片頭痛では実は頭が痛いだけでなく、仕事や日常の家事などでも生産性がとても下がることが問題です。そのため、鎮痛薬を飲んで頭痛が治っても仕事や日常生活に支障が出ることが問題です。頭痛の発作がない発作間欠期でも頭痛発作への心配などで出かけるのを控えたり、友人との約束をしづらかったりなど支障が出ることも問題です。そのため頭痛の時に飲む頓服のお薬だけでなく、頭痛自体を起こしにくくする予防薬や注射薬があるというお話をさせていただきました。
また鎮痛薬などの頓服薬は月に10日以上、3ヶ月に渡って内服していると、1日に1回くらいしか鎮痛薬を飲んでいなくてもお薬の飲み過ぎによる頭痛になることが問題です。この頭痛の特徴は今までのお薬がだんだん効かなくなってきた、朝起きた時から頭が痛いというのも特徴です。このような症状がある場合でお薬を月に10日以上飲んでいる場合には予防薬の内服や注射を用いて、頓服薬の内服を中止、減量する必要がありますので、ご心配な方は遠慮なく相談されてください。
テレビへの出演やこの院長コラムで頭痛の正しい情報を発信する事で、皆様の頭痛がよくなり、生活の質が上がることにお役に立てれば幸いです。またYou Tube,毎月第1火曜日20時からの17LIVE 名医のいる相談室でも頭痛や漢方のお話をしていますので、ぜひご覧ください。