第126回(2025/06/16)
梅雨に入り、雨降りの日が多くなり、また急に暑くなってきたことから、蒸し蒸しする日が増えてきましたね。みなさん、気象病とか天気痛という言葉を聞いたことがあると思いますが、これは正式な医学用語ではないのですが、広く一般的には知られており、6月に日本東洋医学会に行ってきたのですが、この気象病がセミナーの一つとして取り上げられていて、講義を聞いてきました。
気象病は気圧などの天気の影響で頭痛やめまい、倦怠感などが出るもので発生の機序としては耳の中の三半規管にある気圧センサーへの影響などで自律神経のバランスが崩れ頭痛やめまいが起こりやすいとされています。また長時間の同じ姿勢での作業なども悪化の誘因だそうです。
梅雨に入ってから当院でも頭痛やめまいの患者さんが増えてきています。確立した治療法がないのが現状ですが、昔から五苓散という水分代謝を改善する漢方薬が使用されており、そのセミナーでも治療法の一つとして取り上げられていました。ただ幸いなことに梅雨はいつか明けますので、沖縄ではもう梅雨明けしたとのことですので、もうしばらく梅雨が明けるまでの辛抱です。
現在では頭痛〜るなどのアプリやウェザーニュースなどのサイトでも住まわれているピンポイントの天気予報がわかり、その中で天気痛の警戒マークなども見れますので、あらかじめ天気痛の起こりやすい日にはお薬を持って出ていく、あるいはあまり予定を入れないなどの工夫をして対処するのも良いかもしれませんね。それでもつらい場合には漢方薬や西洋薬の治療法もあるので、頭痛でお困りの方はいつでもご相談ください。
