第84回(2021/09/06)
皆様こんにちは。前回のコラムでオリンピックの話を書きました。
結果は空手、競泳、柔道、スケートボード、体操、卓球、フェンシング、ボクシング、野球、ソフトボール、レスリングで金メダル27個。
空手、競泳、ゴルフ、サーフィン、自転車、柔道、スケートボード、スポーツクライミング、体操、卓球、バスケットボール、陸上、レスリングで銀メダル14個。
アーチェリー、ウエイトリフティング、空手、サーフィン、柔道、スケートボード、スポーツクライミング、体操、卓球、バドミントン、ボクシング、陸上、レスリングで銅メダル17個。
日本としては過去最高の合計58個で世界でみてもアメリカ、中国に次ぐメダル獲得数3位の偉業でした。本当に多くの感動と勇気を頂きました。これを書いている今日は、パラリンピックの最終日でマラソン、車イスバスケット、バドミントンなどの競技が予定されており、そしていよいよ閉会式です。こちらの活躍もとても楽しみなのですが、今日は皆さんに、車イスバドミントンの
里見紗李奈選手(画像引用先:https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/)
里見選手は千葉県八街市出身で中学生の頃バドミントンをやっていました。当院の隣にある千城台高校に通っていた2016年5月高校3年生の時に交通事故で脊髄を損傷し、両下肢に障害が残ります。
当院が2014年に開院して間もなく、里見選手のおばあさまが当院に通院してくれるようになりました。そして2016年にお孫さん(里見選手)が事故で入院して手術することになったことを私も聞かされます。おばあさまの落ち込みは当時ひどく体調もすぐれませんでした。
そんな中、里見選手はお父様のすすめもあって2017年の春に車イスのバドミントンに出会います。そこからの快進撃がすごいのですが、同じ年の8月のデビュー戦でいきなりのシングルス3位、同じ年の12月の日本選手権でシングルス準優勝、デビューからわずか2年後の2019年の世界選手権でシングルスで優勝し、世界ランキング1位に上り詰め、車イスの若き世界女王と呼ばれています。おばあさまの体調も里見選手の活躍と共に良くなり、東京パラリンピックに出る前から里見選手の活躍を聞かせて頂いていました。
そんな里見選手がパラリンピックの車イスバドミントンの代表選手に選ばれたと聞いて、当院も応援していました。里見選手の通う高校の看板には里見選手応援の手作りポスターも貼られていました。そんな中、9月4日土曜日ついにその日がやってきました。私は土曜日は午前、午後とも診療があり、LIVEでは試合を応援することはできなかったのですが、ついに金メダルを獲得したのです。
里見紗李奈選手(画像引用先:https://news.yahoo.co.jp/articles/e7389e50c26315071d953931dec6f46858124ee0/images/000)
試合後のインタビューで涙をみせた里見選手でしたが、放送をみて私も号泣してしまいました。里見紗李奈選手、本当に金メダルおめでとうございます!!
女子マラソン視覚障害のクラスで金メダルを獲った
どうですか?すばらしいでしょう?この新型コロナウイルスの影響による自粛で私達はともすれば、旅行に行けない、友達と食事にも行けないなどつい出来ないことばかり考えてしまいませんか?そうではなく、出来る事は何か?を考えてみましょう。ワクチンを打つ、人混みをさける、マスク、手洗い、うがいなどの感染予防を心がけるなど出来る事がいっぱいです。
そのあかつきには、今は自粛で出来ない事(我慢している事)が思いっきり出来る時がやってくると思います。多くの感動と勇気を与えてくれた東京オリンピック・パラリンピックは残念ながら閉幕しますが、出来ない事を考えず、今私達が出来ることを考え実行し、新型コロナウイルスにも速く閉幕してもらいましょう!!
ちなみに巷では私の院長コラムは予言の書と言われています。コロナワクチンのイコアスでの集団接種も決定が発表される前に言い当てましたね。皆様もう少しの辛抱です。(コラムに書くと予言があたります)頑張りましょう!!